写真:ロイター/アフロ

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自然エネルギーで米大陸横断、世界一周へ

インフォグラフィックス2013.8.9 17:13

 化石燃料を使わずに太陽エネルギーだけで空を飛べる飛行機「ソーラー・インパルス」が7月、米大陸横断に成功した。実験飛行を成功させた「ソーラー・インパルス」の構造と性能について、AFP通信社がYouTube上で公開しているビデオグラフィックスで解説している。

 スイスで7年かけて開発された「ソーラー・インパルス」は全長21.9m、総重量1,600キログラム、翼幅はエアバス340と同じ63.4メートルのプロペラ機で、約400キロのソーラーパネルを載せている。

 飛行高度は約8,500メートルと、長距離国際ジェット機の1万3,000メートルには及ばないが、世界最高峰のエベレストの標高8,848メートルとほぼ同等の高さを飛行できる。

 機体の上部に載せたソーラーパネルで昼間にエネルギーを蓄え、夜間飛行中の動力とする仕組みで、時速70キロ程度で空を飛ぶ。

 2013年5月3日に米国カリフォルニア州からアメリカを横断する実験飛行を開始し、7月6日にニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港に到着した。2ヵ月の米大陸横断飛行を終え、2015年には製造中の2機目の試作機で世界一周飛行を目指すという。

 ソーラー・インパルスは実験飛行中、猛暑や豪雨、ハリケーンなどで機体が損傷するなどのハプニングにも見舞われた。だが、飛行状態を監視する地上のエンジニアの支援もあり、冒険家の操縦士2人は交代で米大陸横断に成功した。

 ビジネスや旅行で使うジェット機などと比べれば、飛行速度は劣るが、化石燃料を使わず自然エネルギーで飛行するため、環境に優しく騒音も抑えることができる。「空から恵まれる自然エネルギーを使った飛行機」という夢への挑戦に期待が高まる。

まり

広告制作会社を経て、マーケティングリサーチ、ソーシャルメディア分析業務に従事。 趣味でFlashやイラストレーターをかじったこともあり、データ×デザイン=インフォグラフィックスに興味津々、修行中。

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