写真:Rex Features/アフロ

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洋楽ジャンルの人気度をビジュアライズ

インフォグラフィックス2014.1.24 19:13

 洋楽好きにはたまらないデータビジュアライゼーションをGoogleが発表した。「Google Music Timeline」と名づけられたサイトにいくと、年表のような画面が登場する。JAZZやPOP、ROCKの文字が目立つその年表は、米国で展開するGoogle Play Musicのデータを用いて可視化された「洋楽ジャンルの人気度」である。

 Google Play Musicとは、米国で提供されているクラウド上で音楽管理が可能なアプリケーション。ユーザーは2万曲まで無料で音楽ファイルをアップロードすることができ、それをAndroid端末やiOS端末でストリーミング再生できる。このGoogle Music Timelineは、クラウド上にアップロードされているアルバム名やアーティスト名と、アルバムの発売年月日などのデータをもとに作られている。

 例えば、トップページのJAZZは、1950年代に多くの面積を占めているが、これは1950年代にリリースされたJAZZのアルバムのファイルをGoogle Play Musicにアップロードしている人が多いという意味合いになる。1960~70年代はROCK、その後はPOPSやMetal、Hip-Hop、Alternative/Indieなど多様化が進んでいることが分かる。

 実際にROCKの部分をクリックすると、1960、70年代のClassic Rockのアルバムジャケットが表示され、さらに詳細なジャンル情報を一覧で確認できる。そのジャンルに紐づいて、代表的なアーティストのアルバムジャケットが表示されるが、それをクリックするとGoogle Play上にリンクして購入も可能なようだ(日本からは現状、使えないようでエラーメッセージが表示される)。また、 好きなアーティストの情報は右上のテキストボックスから検索できる。

 あくまでGoogle Play Musicユーザーが所有するアルバムのファイル数とアルバム自体の発売年月日データをもとに集計しているので、これが洋楽ジャンルの栄枯盛衰を表しているとは言い難い。だが、面積の大きさや変化するタイミングなどを見ると、そのジャンルやミュージシャンのブレイクのタイミングと重なる部分もあり、ある程度の人気度を示しているようにも思える。

 ちなみに筆者はかなりの洋楽好きで、特に70年代のロックが好きなので、最も好きなアーティスト「QUEEN」を探してみた。確か「HardRock」に分類されるのが一般的だったので、ROCKのジャンルをたどっていくと、思った通りHardRockのジャンルにアルバムジャケットが掲載されていた。さらに右上の検索ボックスからQUEENで検索すると、QUEENのみのアルバムの時系列リリース状況と、Google Play Musicユーザーの所有枚数によるアルバムの人気度を見ることができた(ほぼ想定通りだった)。洋楽好きとしては、このように自分が詳しいと自負するジャンルについて、どう情報整理・表現されているのかいちいち確認することが楽しくて仕方がない。

 洋楽好きの方は自分の好きなアーティストのアルバムで調べてみてはいかがだろうか。洋楽が好きかそうでないかに関わらず、ジャンルの変遷とアーティストの変遷をたどることで、今まで知らなかったアーティストを知ることもできる。Googleはこのビジュアライゼーションを作ることで、そういった新しい音楽との出会いを演出し、自社のコマースへ誘導するという新たなサービス利用促進策を実現しているのだと思う。

まり

広告制作会社を経て、マーケティングリサーチ、ソーシャルメディア分析業務に従事。 趣味でFlashやイラストレーターをかじったこともあり、データ×デザイン=インフォグラフィックスに興味津々、修行中。

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