写真:TARO NAKAJIMA/アフロ

写真:TARO NAKAJIMA/アフロ

注目エリアをヒートマップで発見する

インフォグラフィックス2013.7.17 12:48

 今日のランチを決めるとき、あるいは接待の宴会場を探すとき、「食べログ」や「ぐるなび」などで地名や料理名を入力し、飲食店についての口コミを参考にする人は多いだろう。米国の店舗レビューサイト「Yelp(イェルプ)」も、英語圏で人気の口コミサイトだ。同サイトはこのほど、キーワードに該当する場所を、地図上にヒートマップとして表示する新機能を追加して話題になっている。

 新機能「Yelp Wordmap」は、「Yelp」が持つ店舗の口コミデータやユーザーのデータからキーワードを抽出し、それらの場所と関連付け、マップ上で表示するというものだ。このマップ表示によって、ユーザーの関心がどこのエリアで発生しているのか、一目でわかるようになっている。

 米国・サンフランシスコでの例を挙げてみよう。「tourist(観光)」のキーワードだと、ショッピング街のユニオンスクエアやアメリカ最大とも言われるチャイナタウン、そして観光名所のフィッシャーマンズワーフが赤く濃い表示になる。

サンフランシスコの「tourist」

サンフランシスコの「tourist

 「romantic(ロマンチック)」だと観光地だけでなく街全体に広がり、キーワードを「view(眺望)」にしてみると、海沿いやゴールデンゲートブリッジ周辺が、関連する口コミが集中していることがわかる。キーワードは他にも「pasta(パスタ)」や「cheap(安い)」「dim sum(中華料理の点心)」などがある。

サンフランシスコの「romantic」

サンフランシスコの「romantic

サンフランシスコの「View」

サンフランシスコの「View

 「Yelp Wordmap」は現在、米国のボストンやシカゴ、ニューヨーク、英国のロンドン、フランスのパリなど、世界の14の都市で利用可能だ。

 「Yelp」は残念ながら日本の都市には未対応だが、地理情報と異なる情報を重ね合わせた「直感的でわかりやすいデータ表現」は、日本国内でも防災分野をはじめ、昨今注目されている。ビジネスの領域でも、ユーザー分析や顧客の利便性向上などのシーンで、情報の視覚化は今後増えていくだろう。

保科 雄太

1981年生まれ。本サイトではサイトコーディングやデザインなどを担当。データビジュアライゼーションの勉強中。甘いものとお酒が大好き。

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