写真:古見きゅう/アフロ

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日本語が「公用語」となっている国

インフォグラフィックス2013.7.19 15:15

 海外旅行で現地の言葉が話せると、楽しさは倍増する。その国の言葉や公用語で「こんにちは」と言うだけで現地の人との距離が縮まり、お店や観光スポットでのコミュニケーションが円滑になることも少なくない。Tripgraphicsがインフォグラフィックスで制作した「世界で最も話されている言語」のランキングによると、中国語、英語、スペイン語の順番で多く、日本語は9位。歴史的な背景もあり、日本語が「公用語」となっている国は2か国となっている。

 ランキングは、左のグラフで公用語となっている国の数を表し、右のグラフで公用語人口(緑字は母語人口、赤字はインターネット人口)を表している。
 母語人口が一番多い国は、中国語(北京語・標準語)で約8.8億人、3ヵ国で話されている。2位は英語で4億人(60ヵ国)、3位はスペイン語で3.3億人(21ヵ国)となっている。インターネット人口をみると、上位3ヵ国の顔ぶれは変わらないが、順位は英語、中国語、スペイン語の順で多いようだ。

世界で最も交わされている挨拶は?(TRIPGRAPHICS)

世界で最も交わされている挨拶は?(TRIPGRAPHICS)

 日本は母語人口が9位で1.2億人、インターネット人口は4位で9千万人だが、日本語が公用語となっている国の数は「2」となっている。

 調べてみると、パラオ共和国・アンガウル州の憲法では、現在も日本語を「公用語」として定めている。在パラオ日本大使館によれば、第2次世界大戦中、日本がパラオを統治していた際に日本語教育が行われた時期があり、「ベントー」「ダイジョーブ」「ゴメン」などの日本語が起源となっているパラオ語も数多く残っているそうだ。

 パラオは激戦地であったため、以前は戦没者の慰霊のために訪問する人が絶えなかったが、今ではスキューバダイビングやシュノーケリングなどリゾートで訪れる日本人観光客が多いという。どのような背景で日本語が残っているのか、パラオの方と話をしてみることで、歴史を見直す機会になるかもしれない。

まり

広告制作会社を経て、マーケティングリサーチ、ソーシャルメディア分析業務に従事。 趣味でFlashやイラストレーターをかじったこともあり、データ×デザイン=インフォグラフィックスに興味津々、修行中。

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