写真:YUTAKA/アフロスポーツ

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世界陸上、公務員選手に集まる期待

2013.8.6 20:15

 8月10日からロシア・モスクワで「世界陸上競技選手権大会」が開幕する。同4日に「世界水泳」が閉幕したことで、ソーシャルメディア上では世界陸上の話題が盛り上がり始めている。現状、Twitter上で注目を浴びている選手は、「教員ハードラー」として世界陸上に参加する男子ハードルの笛木靖宏選手、そして埼玉県庁で働く男子マラソンの川内優輝選手の2人。「公務員選手」たちへの期待が高いようだ。

 14回目となる世界陸上は、モスクワのルジニキ・スタジアムをメイン会場として8月10日から18日までの日程で開催される。世界陸上を独占放送するTBSテレビは、世界陸上モスクワのTwitterアカウント(@tbsrikujou)やFacebookページを立上げ、世界陸上の見どころや放映スケジュールの情報を発信、話題創出に取り組んでいる。

世界陸上の公式Twitter
世界陸上の公式Facebook

 実際にネット上での盛り上がり度合をNTTコムオンラインの口コミ分析ツール「BuzzFinder」を使って分析してみた。7月20日から8月4日までの16日間、Twitter上の口コミ数をみると、7月20日時点で「世界陸上」関連の口コミは、世界水泳の影で600件程度と低迷していたが、世界水泳閉幕となった8月4日時点で約2.5倍の1,500件を超えている。さらに世界水泳の閉幕とともに、スポーツ関連の話題は世界陸上にシフトする動きを示している。

世界陸上口コミ数

 どのような選手が注目を浴びているかを、関連語分析機能を用いて、「世界陸上」と共に出現する関連キーワードを抽出してみた。最も多いのは「笛木靖宏選手」、続いて「川内優輝選手」。男子100メートルで日本人初の9秒台を期待されている高校生ランナーの「桐生祥秀選手」は3番目に位置している。

 現段階で最も口コミが多い笛木靖宏選手は、学級担任を持つ千葉市立の体育教諭で、陸上部の指導もしながら日本代表の座をつかんだ。一般に知名度は高くないはずだが、笛木選手に関連する「A標準突破」や「教員ハードラー」といったキーワードが関連語5位と10位にランクインしている。世界陸上参加のA標準記録を突破し、教員ハードラーへ向けた応援の声が大きくなっているようだ。

 続いて口コミが多いのが男子マラソンの川内優輝選手は埼玉県庁で働く地方公務員。ロンドン五輪国内選考レース時に、市民ランナーとして日本人選手トップになるなど、脚光を浴びた選手である。本大会では、代表選手に選出され、一層の期待が高まっている。

 Twitterの口コミ結果を見る限り、変わったバックグラウンドを持った公務員選手2名への期待が高いようだ。

キーワード順位

キーワード順位

 参考までに、「世界陸上」とともに最も出てくる言葉は、俳優の「織田裕二」さん。同大会中継のMCを16年務めている同氏に対するつぶやきは、他の選手を圧倒している。「キター!」など、毎回名言を残す同氏には、モスクワ大会でも、ぜひ大会を盛り上げてほしい。

Yoshiyuki

企業のソーシャルメディア活用の立上げ・運用支援・分析をする傍ら、buzzoo.jpの運営を行う。大学時代に学んできた統計学・データマイニングの経験を活かし、将来は21世紀最もセクシーな職業を目指している。お酒大好き浦和っこ。

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