写真:Jacques Alexandre/アフロ

写真:Jacques Alexandre/アフロ

TV視聴率とツイートの密接な関係

2013.8.8 12:08

 米ニールセン(本社:ニューヨーク)は8月6日(米国時間)、Twitterの利用とTV視聴率が双方向で密接な関係性を持っていると発表した。ツイートのボリュームがTV番組の視聴率に影響を与え、視聴率がツイートのボリュームを左右しているようだ。

 ニールセンは世界的な情報・調査企業で、マーケティング及び消費者情報、テレビなどのメディア視聴率などを提供している会社。同社の分析プラットフォーム「SocialGuide」を利用し、221のTV番組の視聴率を分刻みで分析したところ、TV番組の48%は、視聴率が関連ツイートに影響を与えている。また、TV番組の29%がツイートのボリュームで視聴率が大きく変動しているという。

 このニュースに、日本のTwitterユーザーも「納得」といった反応を示している。

バルスはどうだったのか?

 TVとツイートの関係といえば記憶に新しいのが、8月2日に日本テレビ系で放送された宮崎駿監督のアニメ「天空の城ラピュタ」の放送中、視聴者が劇の進行に合わせて滅びの呪文「バルス」を一斉にツイートする“バルス祭り”だ。

 Twitter Japanの発表によると、「バルス」は1秒間で14万3199ツイートを記録しており、過去最高のツイート数となった。関東地区の視聴率も平均18.5%(ビデオリサーチ調べ)となり、放送14回目にもかかわらず、2011年12月放送時の平均視聴率(15.9%)を上回ったという。因果関係が証明されているわけではないが、何かしらの相関があるのだろう。

 実は「天空の城ラピュタ」が放映された日、過去1週間と比べて、2倍程度増加したツイートがある。それは、「ハム & 食べたい」というツイートだ。

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 アニメに出てくるドーラ(主要人物の1人。空中海賊「ドーラ一家」の女頭領で、飛行船・タイガーモス号の船長。wikipedia参照)が、劇中でハムを食べるシーンに応じて、TVを観ながらツイートしている人が多かったようだ。

 このようなツイートが多くなれば、TVを観ていない人でもハムを食べたくなり、ハムの売上も上がるのかもしれない。

 ソーシャルメディアなどのビックデータを分析することで、様々な行動やデータ化され可視化され、意外な因果関係が分かることがある。

「風が吹けば桶屋がもうかる」

 一見すると全く関係が無いと思われる所、物事に影響が及ぶことの喩えとされているが、もしかしたらデータでその関係性が証明される日は近いのかもしれない。

日本橋 太郎

SEを経てベンチャーやら外資やらでコンサルタント/アナリストとしてさまざまなデータを分析。住まいは、東京の下町。とにかくお祭りが好き。将来日本橋(東京)に住むと決めた。

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