写真:AP/アフロ

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賛否両論、それでも日本のアニメは世界で大人気

2013.10.8 16:30

 9月30日、観光庁は海外で人気が高い日本のアニメや漫画の舞台などをめぐる「聖地巡礼」の情報を紹介する英語のウェブサイト「Visit Japan with Tokyo Otaku Mode」を開設した。海外からファンを呼び込み、その魅力を知ってもらうことが狙いだ。ネット上では、観光庁の取り組みに対して賛否両論だが、海外の声を見ると、日本のアニメや漫画などの人気が絶大であることが分かる。

 同サイトは茨城県大洗町を舞台にしたアニメ「ガールズ&パンツァー」などの4作品を特集しており、観光スポットや店舗を作品と絡めて紹介している。また、作品のキャラクターのコスプレをした人が紹介する各1分ほどの実写動画も掲載し、今後も作品を拡充予定だという。

ネット上では「国がやることか?」「恥ずかしい」などの声も

 ただ、今回の観光庁の取り組みに対しては、ネット上で賛否両論の声がある。役所の固いイメージを覆す取り組みとして賞賛の声がある一方、「国がやるべき仕事か」「税金の無駄遣い」といった声も一部見られる。

ポジティブな声

  • 観光庁のサイト見に行ってみた。ほへぇーーーーやるじゃない。
  • 観光庁は本気だなっ。
  • 観光庁がアニメの公式サイトを作ったらしい 素晴らしい!!

ネガティブな声

  • コレ、国がやる事か? 仕事してますアピールしないと財務省に予算削られちゃうか
  • 観光庁が無理矢理仕事作って税金無駄遣いしてやがる
  • 観光庁ってwwww 楽そうだなぁ
  • なんでサブカルチャーに介入してくるんだろうな

海外で日本のアニメは大人気

 果たして海外で日本のアニメはどれほど人気があるのであろうか。現在、日本で人気の高いアニメとして知られる「NARUTO」「ドラえもん」「ガンダム」を対象に、世界中でどの程度つぶやかれているか、ツイート数を集計した。(※今回は日本語及び英語でのツイートを対象。10月7日より過去1ヵ月を集計)

世界の「NARUTO」のツイート比率

NARUTO

世界の「ドラえもん」のツイート比率

ドラえもん

世界の「ガンダム」のツイート比率

ガンダム

※日本語と英語の結果であるため、各国母国語での言及は含まれていない。
例えば中国語、タイ語、インドネシア語など。


 「NARUTO」に関するツイートは、日本(21%)に次いでインドネシア(21%)、アメリカ(12%)、ブラジル(7%)、タイ(6%)と続く。同様に「ドラえもん」に関しては、日本(50%)、インドネシア(28%)、スペイン(4%)、タイ(4%)、マレーシア(2%)、「ガンダム」に関しては日本(95%)、アメリカ(2%)、インドネシア(1%)となっている。

 「ガンダム」は日本でのツイートシェアが圧倒的に高いのに対し、「NARUTO」は日本とインドネシアのツイート数比率が同水準と、海外でかなりの人気があることが分かる。また、「ドラえもん」に関しても、インドネシアも28%と高い比率を示している。今回の例を見る限り、海外で絶大な人気を誇っている(もしかしたら日本より人気がある!?)アニメの存在があり、日本のポップカルチャーは、観光庁が取り組んでいるように、海外からの観光促進の1つのコンテンツとなる可能性がある。


 2020年の東京オリンピックに向けて、国をあげて海外から日本への足を運んでもらう「VISIT JAPAN」のための取り組みがますます加速していくと思われる。今回のアニメの口コミで上位に入っていた「インドネシア」「ブラジル」「タイ」「マレーシア」といった国から、日本のポップカルチャーを目的に、たくさんの人が東京などに押し寄せるかもしれない。

Yoshiyuki

企業のソーシャルメディア活用の立上げ・運用支援・分析をする傍ら、buzzoo.jpの運営を行う。大学時代に学んできた統計学・データマイニングの経験を活かし、将来は21世紀最もセクシーな職業を目指している。お酒大好き浦和っこ。

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