写真:Fujifotos/アフロ

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新5千円札は良いが、アプリには疑問の声

2013.12.3 19:00

 財務省は来年5月から、目の不自由な人がさわって簡単に区別できる新5千円札を発行する。現在の樋口一葉が描かれているお札の表面左下にあるホログラムを覆う透明のシールの形・大きさを変更することで、他のお札とのちがいをはっきりさせ、識別性を高めるという。この新5千円札発行の一環として、財務省の独立行政法人「国立印刷局」は12月3日、スマホのカメラ認識でお札の種類を音声で知らせてくれるiPhoneアプリをリリースした。ただ、このアプリに関するネット上の反応は微妙だ。

シール変更には称賛の声、アプリには懐疑的

 現在のお札のシールの形を変えることで、目の不自由な人の利便性を高める取り組みに関しては、称賛の声がネット上で多い。

  • わかりやすいのは良いこと。 スマホで各紙幣の区別ができるようなアプリもできるとか。 バリアフリーの世の中、もっと変えていかなきゃいけないとこまだまだあるよね。
  • スマホで識別できる新5千円札。目の不自由な方には画期的なものですね。
  • 財務省がiPhoneアプリを発注していたとは…おもしろい話だ

 目の不自由な人がお札を区別しやすくする対策の一環として、国立印刷局からリリースされたiPhoneアプリ「言う吉くん」は、内蔵カメラを使って紙幣を映すだけで、その額面を音声や画面で知らせてくれる。目の不自由な人にとって、紙幣の額面を確認する補助的な役割を果たそうとしている。

App Store内「言う吉くん」の紹介ページ

App Store内「言う吉くん」のページ

 しかし、このスマートフォンアプリに関しては、疑問の声が多い。目の不自由な人がスマートフォンを利用するのか、ガラケーの方が便利、なぜiPhoneだけなのか?など、ネット上では懐疑的な目を向けている声が多いようだ。

  • 目の不自由な人にスマホを使わせるのか。
  • かざすと音声案内って、アプリ落とせるくらいの視力があるなら必要ないんじゃね?予算確保のための無駄遣いに思うけど。
  • 目の不自由な人がiPhoneをどうやって操作するか謎
  • 一万円札かざしても「千円です」って答える偽認識アプリとか出たらやだな。
  • スマホよりガラケーの方が使い勝手良さそうだけどどうなんだろう?
  • まずはiPhone対応というのはいかがなものかと思ったり。
  • 目の不自由な人もiPhone使っているのか?という素朴な疑問
  • アプリはエンドユーザーには不要な気が…。

 なお、このアプリのAndroid版開発については現在、検討中となっている。米国でもすでに、財務省が同様のiPhone版券種識別アプリを提供しているようだ。国立印刷局のiPhoneアプリ「言う吉くん」、どうやら米国の取り組みをお手本に開発されたようだが、現段階の反応は、あまり好ましくない。懐疑的な声を覆すことができるのか、今後の展開が気になる。

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Yoshiyuki

企業のソーシャルメディア活用の立上げ・運用支援・分析をする傍ら、buzzoo.jpの運営を行う。大学時代に学んできた統計学・データマイニングの経験を活かし、将来は21世紀最もセクシーな職業を目指している。お酒大好き浦和っこ。

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