ソーシャルからわかる「マック」と「マクド」の境界線

2014.4.10 15:32

 日本には、地域によって、様々な文化、慣習があり面白いが、「マクドナルド」の略称もその一つではないだろうか。マクドナルドのCMや各商品名を見る限り「マック」と呼ぶことが一般的と思われるが、関西圏を中心に「マクド」と略すことで親しまれており、実際、私の関西圏の友人もマクドナルドを「マクド」と呼ぶ。一体「マック」と「マクド」の境界線はどの地域なのかをTwitter上の口コミから読み解いた。

 分析にはTwitter全量分析サービス「Buzz Finder」を活用し、3月19日から4月8日にかけて、マクドナルドに関するTwitter上の書き込みを収集し分析した。ツイートの地域の特定は、Buzz Finderの属性推定技術を活用し、取得したツイートデータから分析を行っている。また、リツイートやURLが付与されている書き込みは分析の対象外としている。


「マック」は83%、マクドは16%

 マクドナルドに関する書き込みのうち、Twitterアカウントの地域推定が可能な約29,000件を対象に分析を行った結果、マックと語られている書き込みは24,600件(83.8%)、「マクド」と語られている書き込みは4,765件(16.2%)であった。「ビッグマック」「マックシェイク」、「マックカフェ」のように、マクドナルドの商品、サービス展開自体も「マック」と略することが多く、マックの愛称が浸透しているようだ。

Twitterの書き込み上の「マック」と「マクド」の割合(サンプル数:29,055件 ※重複含む)

図1

2つの愛称の境目は和歌山・愛媛・三重あたり

 つづいて、推定されたユーザの地域をもとに、都道府県とマクドナルドの愛称の関係を分析した結果、最も「マクド」の割合が高い都道府県は「大阪(60.5%)」であり、次いで「奈良(60.5%)」、「兵庫(58.1%)」、「京都(54.4%)」、「滋賀(45.7%)」と続く。ご存知の通り、大阪を中心とした近畿地方を中心に、「マクド」の愛称使用率が高いようだ。

 一方、「マック」の割合が高い地域は、「大分(98.3%)」が最も高く、「新潟(97.0%)」、「宮城(96.7%)」、「山梨(96.7%)」と続く。共通するのは九州や東北など近畿地方から比較的離れている地域が上位にきている。

 「マクド」の割合を見る限り、滋賀、和歌山、愛媛、三重あたりで、大きく割合が変化しており、この地域周辺が「マック」と「マクド」の境目と言えそうだ。

都道府県別「マック」「マクド」の使用率

図2

 もともと、東日本は「マック」、西日本は「マクド」という認識をしていたが、実際にはそうではなく、近畿地方を中心として、遠くなるほど「マクド」使用率は低くなる傾向にあり、九州など西日本でも極めて「マクド」使用率は低いようだ。

Yoshiyuki

企業のソーシャルメディア活用の立上げ・運用支援・分析をする傍ら、buzzoo.jpの運営を行う。大学時代に学んできた統計学・データマイニングの経験を活かし、将来は21世紀最もセクシーな職業を目指している。お酒大好き浦和っこ。

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