写真:アフロ

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【ソーシャル分析】CM出演中の俳優は適任?

2014.9.2 17:49

 テレビCMは、企業が商品/サービスの宣伝として非常に重要な手段であり、その時期に“旬”の有名人が起用されることが多いが、果たしてプロモーションしたい商品/サービスに合致した起用となっているのか。今回、CM起用数ランキング上位の「向井理」「阿部寛」「西島秀俊」「福士蒼汰」の4人の俳優に関して、Twitter上の口コミを分析し出演中のCMとの関係を探った。
 今が旬の福士蒼汰の人気の高さが目立ち、すべての俳優においてCMターゲットと合致した反応が見られた。


 分析にはNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションのTwitter全量解析ツールBuzz Finderを用い、2014年8月11日~2014年8月18日の各俳優名を含むツイート(5,831件)を対象としている。属性(性別、年代)の特定には、Buzz Finderの属性機能を用いて推定を行っている。
*Buzz Finderは、NTTコム オンラインとTwitter社との提携により日本語ツイートの全量を取得し、国内最大級のクチコミを対象としたリアルタイム分析サービスです。


最近の代表的なCM企業/商品/サービス抜粋
俳優 出演CM数 主なCM
向井理 14(10) クリアアサヒ
(アサヒビール)
メンズビオレ
(花王)
全労済
阿部寛 12(10) 三菱東京UFJ銀行カードローン セキスイハイム 安全安心キャンペーン
(TOYOTA)
西島秀俊 15(8) エコナビ
(Panasonic)
日清ラ王
(日清食品)
ラパン ショコラ
(スズキ)
福士蒼汰 6(5) 三ツ矢サイダー
(アサヒ飲料)
クーリッシュ
(ロッテ)
au
(KDDI)

※出演CM数の()内は企業数

CREATIVE MOVIE ON AIR. COMMERCIAL FILM


2014年7月情報参照


今が旬の「福士蒼汰」人気が圧倒。「向井理」が続く

 各俳優の書込み数を見ると、福士蒼汰が2,317件で全体の40%以上を占める。2位には出演企業数トップの「向井理」(1,721件)がランクインした。基本的に出演企業数と比例した結果となっているが、「福士蒼汰」は出演数は最少だが書込み数はトップであることから人気の高さがうかがえ、CM以外にもドラマ等での活躍が目立っている証拠だ。

各俳優の書込み数

図1

男性人気の阿部寛、若年女性からの支持を持つ福士蒼汰

 次に、各俳優についてツイートしている人の属性を多変量解析手法であるコレスポンデンス分析を行い、視覚化を行った。点と点との距離が近くに布置されるほど、強い関係性を持っていることを示している。

 「阿部寛」は30代~50代の男性との関係が強く、出演中のCMが車、家、カードローンといった高額であり主に中年男性が購入決定権を持つ商品が多いことから、ターゲットとマッチしていることがわかる。一方、「福士蒼汰」は10代~20代に支持され女性との関係が強い。三ツ矢サイダーやクーリッシュ等、低単価で若年好みの商品CMに多く出演しており、これも狙い通りの反応がみられる。
 「向井理」や「西島秀俊」は、性別年代を問わずバラエティに富んだCMに出演している。実際この2人は20代~40代の幅広い層からのツイートがみられている。また、ラパン・ショコラのCMに比較的女性支持が高い「西島秀俊」を起用したことは良い人選だったといえる。

各俳優と性別・年代の関係

図2

 10代~20代の女性に支持され人気の高い「福士蒼汰」は、今後も若年層向けの商品のCMに多く起用されることだろう。「向井理」や「西島秀俊」は今後女性をターゲットとしたCMが多くなるかもしれない。誰がどんなCMに出演しているかを気にしながらテレビを見るのも面白い見方なのかもしれない。

Yuta

Twitterデータ解析を勉強中の、野球とテニスを愛するインターン生。

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