写真:アフロ

写真:アフロ

Twitterで広がる火事速報

2014.9.24 22:35

 8月27日(水)午前10時20分過ぎ頃、渋谷の宮益坂付近のオフィスで火事が発生し、会社員の男性が軽傷を負った。現場は黒い煙が立ち込めるなど辺りは一時騒然となったが、2時間ほどで鎮火した。最近、こうした火事などの災害や事故について、速報性の高いTwitter等のSNSで最初に情報が発信され、現場の状況や写真等が明るみになるケースが増えてきている。今回、渋谷の火事を例に、どのようにSNS上で情報が拡散されていくかを追った。


最初の目撃者

 10時20分過ぎに発生した火事であったが、その数分後には火事を目撃するツイートや現場の写真付きのツイートが続々と上がってくる。


2014/8/27 10:26:41


2014/8/27 10:30:57


2014/8/27 10:32:24


2014/8/27 10:36:04


 このように、火事発生後まもなくして火事の場所情報、現場の状況、様々な角度からの現場の写真などの情報が次々とTwitterに投稿されていく。


リツイートの連鎖とニュース記事の広がり

 これらの目撃ツイートは続々とリツイートされ、火事の情報がTwitter上で広がっていった。そして10時47分には火事に関する最初のニュース記事がTwitter上に出現している。その後も、ニュースサイトやまとめサイト等で火事に関する記事が投稿され、Twitter上で渋谷の火事速報は次々と広がっていったのであった。


渋谷火事①

<8/27発生の火事に関するツイート発生時間 / Powered by BuzzFinder> 


   

 火事当日の8月27日の一日で「渋谷 火事」の両ワードを含むツイートは726件あり、時間別では11:00~11:30に最も多い152件のツイートが書き込まれている。


渋谷火事②

<8/27発生の火事に関する性質別ツイートの発生時間 / Powered by BuzzFinder>


 続いてツイートの性質、つまりユーザ自身のツイート、リツイート、ニュース記事ツイートの3種類に分けてツイート数の推移をみてみる。

 最初に、ユーザの目撃情報が次々と投稿されていくのと比例してリツイートの件数も伸びていることがわかる。ニュース記事は、12時~14時の早い時間帯に、まとめサイトや速報ニュースサイトなどでとりあげられた記事のツイートが拡散し、16時~19時の遅い時間帯に、テレビ局発信のニュースサイトの記事ツイートの拡散が見られた。


 このように、Twitter上で事件・事故等の目撃ツイートが投稿されると、ほぼ同時的にリツイートにより拡散され、多くの人々に周知が行き届く結果となっている。そうしたTwitter上のニュースの広がりは、ニュースサイトが発信するものよりも速報性が高いということが言えるだろう。

Takuma

学生時代は社会学専攻としてダイバーシティ研究に取り組み、現在はIT企業でSNSマーケティング事業の分析と運営を担当している。趣味は海外旅行と英会話。

コメント