写真:竹沢うるま/アフロ

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2013年の流行語大賞を占う

2013.7.10 15:38

 2013年の上半期が終了したが、ネット上では早くも今年の流行語大賞の話題で盛り上がり始めている。現時点で最有力候補として挙げられているのは「アベノミクス」、「今でしょ」、そして「じぇじぇじぇ」だ。これら3つの流行語、どのような傾向があるのか、口コミの属性などから読み解いてみた。


 「アベノミクス」は安倍晋三首相が掲げた一連の経済政策の総称。「今でしょ」は東進ハイスクールの現代文講師、林修先生のCMでの発言。そして「じぇじぇじぇ」はNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で流行った言葉で、驚き・感動を表現する岩手県の方言だ。

 これら流行語はソーシャル上ではどのような人たちに用いられているのか。7月4日から同7日までの4日間のツイートをもとに、「3つの流行語」とTwitter上でつぶやく「利用者の属性」との関係を、NTTコムオンラインの分析ツール「BuzzFinder」で属性分析を行い、「コレスポンデンス分析(対応分析)」という統計手法でグラフ化した。関係性の強い「性別・年代」と「流行語」が、近くなるように配置している。

流行語と性別・年代の関係
流行語と属性の関係

 分析結果をみると、「アベノミクス」は「30代」「40代」「50代」「男性」との関連性が高く、高年齢層の男性が多くつぶやいているようだ。「今でしょ」は「10代」「20代」「女性」で使われることが多く、若年層の女性に支持されている。そして「じぇじぇじぇ」は各性別・年代ともに同じ距離にあり、幅広い年齢層に浸透していることが分かる。

 また、同期間中に同じく「BuzzFinder」を使い、各流行語がTwitter上でどれくらいつぶやかれているか、ツイート数を集計してみた。

流行語口コミ数
流行語口コミ数

 現在、最もつぶやかれているのは「今でしょ」(80,006ツイート/日)であり、次いで「アベノミクス」(42,993ツイート/日)、「じぇじぇじぇ」(19,239ツイート/日)が続いている。Twitterで使われている流行語としては、「今でしょ」が圧倒的に多いことが分かる。


 現時点で今年の流行語大賞を占うと、『口コミ数』で選ぶなら「今でしょ」、『大衆性』なら「じぇじぇじぇ」、『社会性』だと「アベノミクス」といったところか。2013年下半期に、この3つの言葉を覆す流行語は生まれるのだろうか?

Yoshiyuki

企業のソーシャルメディア活用の立上げ・運用支援・分析をする傍ら、buzzoo.jpの運営を行う。大学時代に学んできた統計学・データマイニングの経験を活かし、将来は21世紀最もセクシーな職業を目指している。お酒大好き浦和っこ。

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