写真:ロイター/アフロ

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あなたが払った税金、何に使われているの?

トレンド・ライフ2013.11.18 11:45

 政府や自治体が持つ財務や統計情報などを、再利用しやすい形で広く公開する「オープンデータ」の取り組みが本格化しているが、このオープンデータを活用した「WHERE DOSE MY MONEY GO? ~税金はどこへ行った?~」というプロジェクトが注目を集めている。

WHARE DOSE MY MONEY GO? ~税金はどこへ行った?~

 この取り組みは、英国のNPO団体Open Knowledge Foundationが制作した「Where Dose My Money Go?」が元になっている。国税や地方税の予算データを元に、税金の使い方を分析したサイトで、ユーザーは自分の年収を設定すると、自身が収めた税金が1日当たりどのように使われているか、一目瞭然という仕組みだ。昨年6月に日本国内の有志によって横浜市版が制作・公開され、現在まで52自治体のデータが可視化されている。

◇データが可視化されている自治体 (2013年11月14日現在)

都道府県名 自治体名
北海道 札幌市
北海道 函館市
北海道 旭川市
北海道 芦別市
岩手県 釜石市
宮城県 仙台市
宮城県 石巻市
宮城県 南三陸町
福島県 会津若松市
福島県 伊達市
茨城県 水戸市
茨城県 つくば市
埼玉県 川口市
千葉県 千葉市
千葉県 船橋市
千葉県 木更津市
千葉県 習志野市
千葉県 八千代市
東京都 千代田区
東京都 中央区
東京都 大田区
東京都 中野区
東京都 杉並区
東京都 葛飾区
東京都 江戸川区
東京都 武蔵野市
東京都 調布市
東京都 町田市
東京都 小金井市
神奈川県 横浜市
神奈川県 大磯町
新潟県 新潟市
新潟県 南魚沼市
石川県 野々市市
長野県 宮田村
静岡県 静岡県
静岡県 浜松市
静岡県 袋井市
愛知県 名古屋市
愛知県 北名古屋市
京都府 京都市
大阪府 堺市
大阪府 吹田市
兵庫県 伊丹市
奈良県 広陵町
和歌山県 和歌山市
鳥取県 鳥取市
島根県 松江市
香川県 坂出市
福岡県 福岡市
大分県 佐伯市
沖縄県 読谷村

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 自治体によって予算科目の区分が異なるため、残念ながら自治体同士を比較することは出来ないが、それでもおおよその医療や教育、土木などにかかる1日当たりの費用、すなわち税負担が分かる。

 これらのデータの視覚化は、ボランティアによって行われている。住んでいる自治体が無い場合は、プロジェクトに参加して新しく作成することも可能だ。

用途別予算額。よくある数字だけの表現よりも分かりやすい

用途別予算額。よくある数字だけの表現よりも分かりやすい

 このプロジェクトは、納めている税金がどのように使われているのかを理解し、財政の健全化に向けた行動を手助けすることが目的だ。来年4月より消費税が8%に引き上げられ、税金が高いと感じる人は多いと思うが、実際になぜ高いと感じるのか、負担した税に対してどれだけ受益があるのか、この機会に見つめ直してはいかがだろうか?

【関連リンク】

保科 雄太

1981年生まれ。本サイトではサイトコーディングやデザインなどを担当。データビジュアライゼーションの勉強中。甘いものとお酒が大好き。

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