写真:アフロ

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引越しの準備はまず“自炊“から?

トレンド・ライフ2014.3.7 17:20

 2014年4月より消費税増税が控えていることもあり、駆け込み需要から3月後半の引越しが例年にも増して多い。実際に引越し業者を加盟する全日本トラック協会が消費者に「今春の引越しは三月中旬から四月上旬を避けて検討してほしい」と異例の呼び掛けを行っている。まさにこの3月上旬の時期に引越しに備えて準備している人が多いと思われるが、引越しを機会に書籍の“自炊“する人が増えているようだ。

 ここでいう「自炊」とは、書籍や雑誌をイメージスキャナー等を使ってデジタルデータに変換することを指す俗語である。Twitter上では、引越しに向けた自炊の書込みが多く見られるようになってきており、その理由として(1)引越し先が狭い、(2)荷物の数が減り、引越しが楽になる、(3)電子書籍の一般化、などいくつかの要因がありそうだ。

Twitter上の自炊に関する声

  • オフィスでの自炊始めました。 とは言っても私が台所に立つ訳じゃ無くて、膨大な紙資料をスキャナーで読んで電子ファイル化する作業です。 数ヶ月後には狭いオフィスに引っ越しするんだけど、ほとんど見ることも無い資料は捨てたいとは思いつつも、捨てきれずに悩んでました。
  • 引越し先が狭いので、自炊で本を減らす予定。今日から始める。
  • 3月で今の家を追い出されることになったので、急遽来週末に引越し予定。少しでも荷物を減らすために、延々と本の自炊なう。
  • 裁断不要スキャナー購入して、いよいよ自炊 & Kindleスタイルにしようと決めかけてる。 何しろ、20代後半からの本と雑誌に埋れてる。 引越センターでは荷物多い客リストに記録されてるらしいから
  • 引っ越しの荷物が少なくなると考えると、自炊が楽しくなってきた。明日もやるか

 最近では自炊のキットも発売されており、自炊が楽になってきている。また、自炊代行サービスも増えてきているようだ。今後、電子書籍が完全に普及するまでは、しばらくは自炊の需要は高まると思われる。


 それにしても“自炊”という表現は秀逸だと思う。由来は“自ら吸い込む“というネットスラングのようだが、自ら本を断裁したり、スキャナーにセットしたりする作業が、手間ひまかけて行う料理の自炊を想像させる。

ポーいち

マーケティングリサーチャー、データアナリスト、VOCアナリスト。現在はソーシャルリスニングのプランニングを担当している。趣味は水草の効率的な栽培方法を開発すること。おかげで自宅は水槽だらけ。いつかは商業ベースに乗せたいと夢見ている。好きな言葉は”無作為抽出”と”帰無仮説”。

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