写真:AP/アフロ

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人口爆発のアフリカ、減りゆく日本

トレンド・ライフ2013.7.11 15:34

 7月11日は世界人口デー。1987年7月11日に世界人口が50億人を突破したことから、国連人口基金(UNFPA)が制定したものだ。最新予測によると、2028年にインドが中国を上回って人口世界一となり、世界人口は37年後には96億人に到達するという。一方、日本は42年後に人口1億人を下回り、「超高齢化社会」が50年続くという重い課題に直面している。

 国連が2013年6月13日に発表した報告によると、現時点の世界人口は約72億人。2050年には、発展途上国とアフリカ地域での爆発的な人口増加が予想され、96億人に到達する見込みだ。
 アフリカの人口は、特に西アフリカと東アフリカにおいて急激な人口増加が予測されている。これらの地域は飢餓や内戦などの印象が強いが、現状は避妊実施率の低さで死亡率が出生率を上回り、医療技術の発達で平均寿命も長くなっている。

アフリカにおける人口予想(中位シナリオ) World Population Prospects, the 2012 Revisionより作成

アフリカにおける人口予想(中位シナリオ)
World Population Prospects, the 2012 Revisionより作成

 現時点で人口世界一の国は中国だが、2030年ごろにはピークを迎え、減少に転じる見込み。2位のインドは、2028年に中国を上回り、世界一人口が多い国になるという。

日本は3割が65歳以上の「超高齢化社会」に

 総務省統計局刊行の「日本の統計 2013」によると、2011年時点の日本の人口は約1億2780万人。2030年には約1億1660万人、2055年には1億人を下回り、約9193万人と推計されている。

 日本では2025年以降、人口の約30%が65歳以上となる「超高齢化社会」が到来する。さらに今から32年後の2045年には、人口の自然減が年間100万人以上のペースで進んでいく。65歳以上の老年人口は2055年にピークとなるが、老年人口が減少に転じても出生ペースが追い付かないため、人口構成比は50年近く老年人口が全体の4割を占めることになる。

日本の人口構成比予想  総務省統計局刊行『日本の統計 2013』から作成

日本の人口構成比予想 
総務省統計局刊行『日本の統計 2013』から作成

 お隣の韓国も少子高齢化が進み、現在の人口5000万人余りが、2040年には4500万人に減少、さらに2050年には4000万人にまで減る可能性が高いという。「1人っ子政策」のツケで急激な高齢化社会を迎えた中国では、7月1日に高齢者の権利を定める「改正高齢者権益保障法」で親孝行を国民に義務付け、物議を醸している。日本は超高齢化社会を前に、移民受け入れや少子化対策などが議論されているが、抜本的な解決手段は見えていない。日本の高齢化と少子化は今も、かつてない速度で進行している。

保科 雄太

1981年生まれ。本サイトではサイトコーディングやデザインなどを担当。データビジュアライゼーションの勉強中。甘いものとお酒が大好き。

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